将棋初心者がよくやるミスとその対策
将棋を始めたばかりの頃は、「なぜかいつも負けてしまう」「何が悪かったのかわからない」と感じることが多いものです。
しかし、初心者の負け方には共通したパターンがあり、それを知っておくだけでも上達のスピードは大きく変わります。
この記事では、将棋初心者がよくやってしまう代表的なミスと、その具体的な対策をわかりやすく解説します。
ミス① 王将(玉)の安全を後回しにしてしまう
初心者に最も多いミスが、「攻めることに夢中になり、自分の王を守らない」ことです。
駒を取ることや相手を攻めることに意識が向きすぎて、気づいたときには一気に詰まされてしまうケースは少なくありません。
将棋では、どれだけ攻めがうまくいっていても、王が安全でなければ勝つことはできません。
対策:まずは王を囲う意識を持つ
対策としては、「序盤は攻めより守りを優先する」ことが大切です。
難しい囲いを覚える必要はなく、金や銀を使って王の周りに駒を集めるだけでも効果があります。
「王が安全かどうか」を毎手確認する習慣をつけるだけで、負けにくくなります。
ミス② 駒を活かさず、動かしていない駒が多い
初心者の対局では、盤上にほとんど動いていない駒が残っていることがよくあります。
一部の駒だけで戦おうとすると、相手に主導権を握られやすくなります。
将棋は、すべての駒が役割を持つゲームです。使っていない駒が多いほど、不利になりやすくなります。
対策:全体を見て駒をバランスよく使う
特定の駒だけを動かすのではなく、「まだ動いていない駒はどれか」を意識しましょう。
まずは飛車・角・銀など、大きく動ける駒から活用するのがおすすめです。
盤面全体を見る癖がつくと、自然と指し手の幅が広がります。
ミス③ 持ち駒を使わずに溜め込んでしまう
将棋初心者は、取った駒を「いつ使えばいいのかわからない」と感じ、持ち駒を使わずに終わってしまうことがあります。
しかし、持ち駒を使わないことは、大きなチャンスを逃している状態です。
対策:持ち駒は積極的に使う
持ち駒は、相手の守りを崩したり、攻めの起点を作るための重要な武器です。
「ここに打ったら嫌だろうな」と思う場所に、思い切って打ってみましょう。
最初は失敗しても問題ありません。使わなければ上達もしません。
ミス④ 一手一手を考えすぎて時間を使いすぎる
「間違えたくない」という気持ちが強すぎると、一手ごとに考えすぎてしまい、疲れてしまいます。
その結果、終盤で集中力が切れ、簡単なミスをしてしまうこともあります。
対策:完璧な一手を目指さない
初心者のうちは、「だいたい良さそうな手」で十分です。
すべてを読み切ろうとせず、「王を守る」「駒を取られにくくする」といった基本を優先しましょう。
テンポよく指すことで、将棋そのものを楽しめるようになります。
ミス⑤ 負けるとすぐにやる気を失ってしまう
将棋は、負けることで学ぶゲームです。
しかし初心者のうちは、連敗すると「自分には向いていない」と感じてしまうことがあります。
対策:負けを「材料」として受け止める
一局ごとに、「どこで困ったか」「どの場面が難しかったか」を振り返るだけで十分です。
すべてを反省する必要はなく、一つ気づきがあればそれで成功です。
負けを重ねることは、上達への最短ルートでもあります。
初心者にとって最も大切な考え方
将棋初心者にとって最も重要なのは、「ミスを恐れずに指し続けること」です。
最初から上手く指せる人はいませんし、ミスをしない将棋は存在しません。
気軽に指して、少しずつ慣れていくことが、長く将棋を楽しむコツです。
まとめ:ミスを知れば将棋はもっと楽しくなる
将棋初心者がよくやるミスには共通点があり、それを意識するだけで内容は大きく改善します。
王の安全、駒の活用、持ち駒の使い方、考えすぎない姿勢、負けへの向き合い方を意識してみましょう。
失敗を重ねながら学ぶ過程こそが、将棋の一番の楽しさです。

